うつ病に効果的な治療法|入院して治療に励むという選択肢

女医

治療のための最適な環境

手を広げる男性

規則正しい生活で症状改善

うつ病は通院による治療を原則としますが、症状が重い場合や自宅での治療に困難がある場合などは、入院治療も必要となります。症状がそれほど重くないケースでも、患者が希望すれば入院は可能です。うつ病の原因から解放されることによって、ストレスの少ない環境が得られますから、それだけ治療に専念できるというメリットがあるのです。入院に当たってはいくつかの注意点も指摘されます。最も留意すべき点は、規則正しい生活を送るということです。起床時刻、食事時間、消灯時刻など、病棟では一日の大まかなスケジュールが決められています。うつ病の症状を改善させるためにも、規則正しい生活リズムは欠かせません。初めは億劫に感じられるかもしれませんが、入院生活に慣れてくれば、そのリズムが心地よく覚えるようになるはずです。精神科の場合は、開放病棟か閉鎖病棟のいずれかに入院することになります。閉鎖病棟は持ち込む私物や行動などが制限されますが、開放病棟は自由度も高く、外出や外泊が認められるケースもあります。当然のことながら病院内で守るべき最低限のルールは存在しますが、開放病棟に入院できる患者さんであれば、ルールを守ることもそれほど難しくはありません。規則正しい生活を送ることでうつ病治療にも良い影響を及ぼすのですから、ルールを守るのは自分のためでもあるのです。

さまざまな活動

入院生活を続けることによって症状の改善が認められれば、病院の内外でさまざまな活動が行えるようになります。開放病棟の場合は行動の自由もある程度認められていますから、一日のうちに決められた活動時間の範囲内であれば、外に出て散歩を楽しむこともできます。病院の許可を得て長時間の外出をしたり、症状が大幅に改善している患者さんなら自宅に一泊したりすることも可能です。精神科や心療内科への入院と言うと、自由が大幅に制限されるようなイメージを抱きがちですが、それはよほど重症の患者さんの場合です。多くの病院では、楽しみながら参加できるリハビリテーションを取り入れています。それぞれの病院に特色のあるプログラムが用意されており、回復期の患者さんは楽しみながらうつ病克服を目指すことができるのです。うつ病とは、環境やその他のストレスによって心が疲れ果て、正常な日常生活を送ることが困難になる病気です。患者さんにとって何よりも必要なのは、心と身体を休めることなのです。通院しながら自宅療養することが可能な場合であっても、敢えて入院という選択肢を採ることで、回復を早められるかもしれません。病棟を備えた精神科や心療内科は、そうした治療のために理想的な環境が整っているのです。